手引き
どこに相談する?相談先 7 種類の違い
成年後見の相談先は一つではありません。それぞれ「誰が運営し、何をする窓口か」が違います。ここでは公式の位置づけの範囲で違いを整理します。
どの窓口が合うかは、ご本人の状況によって変わります。ここは判断材料の整理であり、「この窓口が最適」という案内ではありません。迷うときは、まずお住まいの市区町村の窓口へ問い合わせる方法があります。
| 種類 | 運営 | 公式の位置づけ |
|---|---|---|
| 家庭裁判所 | 裁判所 | 後見・保佐・補助の開始や任意後見監督人選任の申立てを受け付ける機関。申立ての手続案内・書式の配布を行う |
| 自治体の中核機関 | 市区町村(直営または社会福祉協議会等へ委託) | 成年後見制度利用促進法にもとづく地域の相談窓口。制度の説明、申立ての支援、市町村長申立て、後見人等の支援など(自治体により範囲が異なる) |
| リーガルサポート | 公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート(司法書士の団体) | 成年後見の相談、後見人候補者となる司法書士の紹介など(支部により内容が異なる) |
| 弁護士会 | 各弁護士会 | 成年後見を含む高齢者・障害者の法律相談、弁護士の紹介など(弁護士会により名称・内容が異なる) |
| ぱあとなあ | 都道府県社会福祉士会 | 成年後見の相談、後見人候補者となる社会福祉士の紹介など(会により内容が異なる) |
| コスモス | 一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター(行政書士の団体) | 成年後見・任意後見の相談、後見人候補者となる行政書士の紹介など(支部により内容が異なる) |
| 法テラス | 日本司法支援センター(国が設立した法人) | 法制度や相談窓口の情報提供、収入・資産が一定以下の方への無料法律相談・費用の立替(民事法律扶助)など |
状況ごとの入口の例
厚生労働省「成年後見はやわかり」の相談窓口の案内にもとづく。
- 任意後見について相談したい — 同サイトは「最寄りの公証役場」への問い合わせを案内しています(任意後見契約は公証人が作成する公正証書で結ぶため)。
- 法定後見について相談したい — お住まいの地域の権利擁護の相談窓口(市区町村の中核機関、地域包括支援センター、社会福祉協議会など)。
- 申立ての手続・書式について知りたい — 最寄りの家庭裁判所の手続案内。
- 後見人になる専門職の紹介を受けたい — 各専門職団体(リーガルサポート・弁護士会・社会福祉士会・コスモスなど)の窓口が行っている場合があります。窓口ごとに内容は異なります。
- 費用の負担が難しい — 法テラスの民事法律扶助(要件あり)や、市区町村の助成制度が用意されている場合があります(裁判所・厚生労働省の案内)。
出典: 厚生労働省「成年後見はやわかり」相談窓口 / 同 法定後見制度(確認日 2026-10-19)